ご覧いただきありがとうございます。
「ツカコッコー」です。
今や、国民の2人に1人がガンになり、
3に1人が、ガンで亡くなるといわれます。
「どうも、はじめまして」と挨拶して
握手を交わしたとしたら、
どちらかの人がガンという
時代になりました。
がん細胞は、誰でも毎日作られており、
その意味で、ガンは私たち誰にでも
おこりえる生活習慣病です。
ガンは、とても恐ろしい病気ですが、
三大療法や様々な代替療法は時と
ともに進化しています。
国立がん研究センターが公表しました
5年生存率の、全国推計値では
前立腺ガンや乳ガン等には、生存率の向上が見られ
完治しやすいガンも増えています。
ガンという病気や治療法の理解を深め、
ガン予防、ガン対策を進めまていきましょう。
日本では、乳ガン患者が増えてきております。
年間約68,000人が罹患しており、
日本人女性は生涯で12人に1人が乳ガンにかかる
とも言われています。
これは欧米諸国に比べるとまだ少ない数ですが、
1970年代に比べると圧倒的に患者数が多くなっております。
乳ガンについて、原因や症状、検査方法や治療方法、
また生存率や予後を詳しくご紹介していきます。
日本国内における乳ガンの罹患率は近年急速な高まりを見せていますが、
その明確な原因は特定に至っておらず多方面で乳ガンの
早期発見を目的とした、マンモグラフィー検査などの受診が推奨されております。
また、乳ガンの中には、進行がとても早く、異常を発見したときには、
既に転移してしまっていたというケースも少なくありません。
そのため、中にはマンモグラフィー検査だけでなく
セルフチェックも行うことで乳ガンを早期発見できるように
努めている方も多いかもしれません。
ここでは、乳ガンの要因や罹患率、症状、
治療法などと共にセルフチェックの具体的な方法も
ご紹介しますので、特に女性の方は実践してみてください
乳ガンの罹患率は40代後半から50代前半がピーク
上述したとおり、近年、乳ガンの罹患率は急激な高まりを見せており、
2013年に行われた統計では、女性のガンによる死亡者のうち約9%を
乳ガンが占めていることが判明しました。
また、2011年に行われた別の統計では、
この年の女性の乳ガン罹患者が約72,500件にも
上ることが報告されており、
この数値は同年の女性のガン罹患者全体の
約20%を占めていることがわかりました。
以上のことから、今日において乳ガンは
女性が、最も気をつけなければならない病気のひとつであり、
乳ガンそのものに関してはその症状や治療法だけでなく、
罹患しやすい具体的な年齢層や、早期発見するための
心掛けなどについても広く知られるようになる必要があるといえます。
しかしながら、実際に乳ガンが、どの年齢層で
多く発症しているのかはあまり知られていません。
特にセルフチェックやマンモグラフィー検査などを
始める時期を見極める上で、
このような年齢層ごとの罹患率を知っておくことは
非常に重要であるため、特に女性はそれらの
傾向についても熟知しておかなければなりません。
一般的に女性で乳ガンの罹患率が増加し始めるのは
30代からとなっており、その数値は20代に比べると大きな差があります。
そのため、乳ガンに気をつけ始める時期としては
30歳をひとつの節目として考えるのがよいでしょう。
また、30代から増加し始める乳ガンの罹患率は
それ以降も増加を続け、40代後半から
50代前半にかけてピークを迎えます。
この年代において乳ガンの罹患率が高くなる
ハッキリとした理由は分かっていませんが、
閉経を迎えることによるホルモンバランスの変化などは
そのひとつとして考えらえています。
このことから、一般的に乳ガン発症のピークといわれる時期を過ぎても、
セルフチェックなどは怠らないようにしましょう。
ちなみに、乳ガンというと女性が罹患する病という
イメージを持たれがちですが、ごく稀ですが、
男性が乳ガンになるケースも存在します。
その男性が罹患する確率は、女性の1%程度と極めて少ないですが、
女性に比べて5歳から10歳程度遅れて
発症するケースが多いことが分かっているため、
特に50代を過ぎた頃からは
男性も乳ガンに気をつけるようにしましょう。
乳ガンの主な症状と進行
乳ガンの主な症状は進行に従って変化します。
続いては、その詳細を進行の順序に合わせてご紹介します。
・シコリ
ごく初期の乳ガンは、マンモグラフィー検査によって
その疑いを指摘することはできるものの、
明確な症状が表れる訳ではないため患者自身が
セルフチェックを通して乳ガンを見つけるのは困難です。
しかし、ある程度進行すると乳房にシコリが表れるようになり、
これが、はっきりと表れる乳ガンの症状となります。
シコリとは腫瘍のことであるため、乳ガンに限らずがんの症状として多いですが、
シコリがあるからといって、それがすべて乳ガンによるものだとは限りません。
例えば、乳腺症、線維腺腫、葉状腫瘍などの疾患の場合も、
乳房とその周辺にシコリが表れる場合があります。
よって、セルフチェックによってシコリが見つかっても
すぐに乳ガンと判定する必要はなく、
まずは専門医に診てもらうことが重要です。
・乳房の皮膚の変化
初期の乳ガンではシコリだけでなく、
乳房の皮膚にエクボや湿疹、
タダレなどの症状が表れることがあります。
また、場合によっては乳頭から血が混じった分泌液が
出ることもあるため、このような症状が表れた場合
すぐに異常を察知することができます。
乳房のシコリがはっきりしないにもかかわらず、
このような皮膚の異常が表れる乳がんを
炎症性乳ガンと呼び、このような症状は皮膚に近い
リンパ管内でがん細胞が増殖し炎症を
引き起こすことが生じる原因となっています。
但し、これらの症状に関しても乳腺症や乳腺炎、
蜂窩織炎(ほうかしきえん)によるものである可能性があるため、
すぐに乳ガンだと断定せず、
できるだけ早く専門医に診てもらう必要があります。
・リンパ節の腫れ
ある程度進行した乳ガンは周辺のリンパ節に転移し、
その箇所では腫れが生じます。
具体的には、わきの下のリンパ節や胸の中央にある胸骨周辺のリンパ節、
鎖骨の上にあるリンパ節への転移が多くなっています。
また、この場所に腫れが生じ始めると、
それと同時にむくみや、シビレ等の症状が表れる場合もあります。
・遠隔転移
乳ガンがさらに進行すると、乳房周辺のリンパ節だけでなく
全身のリンパ節や臓器にも転移が始まります。
これを遠隔転移と呼び、転移先によって症状は大きく異なります。
例えば、肺に転移すると咳が出たり
息がしにくくなることがあります。
また、腹部の痛みや黄疸などの症状は
肝臓に転移している可能性が高く、
食欲が減退してしまうこともあります。
セルフチェックや定期検診で早期発見
乳ガンは、早期発見ができれば完治させることは十分に可能です。
そのため、早期発見をするための習慣として
セルフチェックを行うことは非常に重要です。
続いては、セルフチェックの方法と注意点、
及び定期検診の重要性について解説します。
・セルフチェック時のポイント
セルフチェックは、乳房とその周辺に以下のような症状が
表れていないか確認することが主な目的となります。
1.乳房の変形や左右の大きさ、形の違いがないか?
2.皮膚にひきつれが生じていないか?
3.皮膚にただれがないか?
4.シコリはできていないか?
5.表面にエクボのような凹みができていないか?
6.出血や異常な分泌物がないか?
・チェック方法1 鏡で全身を見る
上述したポイントは鏡で全身をみながらチェックすると
異常も気が付きやすくなります。
その際には、最初に両腕を下げた状態で乳房と乳頭を観察し、
その後両腕を上げた状態で乳房を正面、側面斜めから鏡で観察します。
続いて乳頭を指でつまみ、異常な分泌液が出てこないか確認する必要があります。
・チェック方法2 入浴中に
乳房表面のへこみなどの変化は、手に石鹸をつけた状態で触ると
異常に気が付きやすくなります。
その際には腕を上げた状態で乳房全体に円を描くように触り、
へこみやシコリがないか確認すると同時にわきの下に指を入れ
リンパ節が腫れていないか確認することも忘れないようにしましょう。
・チェック方法3 ベッドの上で
乳ガンのチェックは仰向けに寝転がった状態でも行いやすくなります。
この際には肩とベッドの間にクッションや枕を挟むのがオススメです。
具体的な方法は、まず片腕を上げた状態で乳房の内側半分を
もう片方の腕の指で軽く圧迫し、しこりがないか調べます。
続いて、腕を下げて乳房の外側半分を同様に軽く圧迫し、
しこりの有無を調べます。
最後にわきの下に手を入れしこりやリンパ節の腫れがないか確認したら、
反対側の乳房とわきに関しても同様にチェックを行ってください。
・セルフチェックは毎月1回行う
セルフチェックの頻度は、毎月1回が適切とされています。
但し、閉経前の方は乳房が柔らかくなる月経終了後の
1週間~10日の間に行わないと
異常を見つけづらくなるため注意が必要です。
また、閉経後の方は毎月10日等のように具体的なチェック日を決め、
定期的にセルフチェックを行うようにしてください。
・定期検診の重要性
セルフチェックによって発見できる乳ガンの症状は、
ある程度進行してしまっているから
表れてくることも少なくありません。
そのため、より早い段階で症状を発見し治療を開始するためには
定期検診を受けることが重要となります。
定期検診の実施頻度や費用、対象年齢などに関しては
自治体によって条件が異なるため、受診を希望される場合は
お住まいの自治体へ問い合わせるようにしてください。
乳ガンを引き起こす要因
乳ガンを引き起こすはっきりとした要因は解明されていませんが、
エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが大きく
かかわっている可能性は非常に高いといわれています。
このエストロゲンは、月経中に分泌量が多くなることから、
妊娠、出産を経験しないと分泌量は多くなり
乳ガンに罹患するリスクも高くなるといわれています。
また、エストロゲンは、経口避妊薬の使用や閉経後の
ホルモン補充療法によっても体内に加えられるため、
これらの薬や治療もまた乳ガンを引き起こす
要因として考えられています。
これらに加え、エストロゲンの分泌量の増加には
初経年齢が早いことや閉経年齢が遅いこと、
出産経験がないこと、初産年齢が遅いこと、
授乳経験がないことなどが関係してくるため、
これらの条件が揃っていることも
また乳ガンを引き起こすリスクを高める要因といえます。
一方、他のガンと同様に乳ガンの場合も、
その発症には飲酒や身体活動量の低下などの
生活習慣の積み重ねによるものが
大きく関係しているといわれています。
よって、飲酒量の制限や適度な運動が乳がんの
リスクを軽減する可能性は高いといえます。
また、この他にも乳ガンを引き起こす要因としては
良性乳腺疾患になった経験があることや高濃度乳房であること、
放射線による正常細胞への障害があること、
身長が高いこと等も指摘されており、
これらに該当する方は、より乳ガンに注意する必要があり、
セルフチェックや定期検診による早期発見に
努める必要があるといえます。
乳ガンの主な治療法
乳ガンの主な治療法としては以下のものが挙げられます。
・手術
乳ガンは手術によって、腫瘍を切除するのが基本的な治療法となります。
具体的な方法としては、腫瘍とその周辺を部分的に切除する
乳房部分切除術、乳ガンが乳房の広範囲にわたって
広がっている場合に乳房全体を切除する乳房切除術が存在し、
後者の場合、腹部や背中から切除した脂肪を利用して
乳房を再建する乳房再建術が、可能な場合もあります。
また、わきの下のリンパ節へ転移している場合、
手術と同時にリンパ節郭清を行うこともあります。
但し、この場合、術後に腕が上がりにくくなるなどの
症状が残る場合があります。
一方、これらの手術を行った後の再発率は決して低くないため、
手術後は、放射線照射を行うことで再発を防止します。
・放射線治療
放射線治療は、乳ガンに限らず、
ガンの基本的な治療方法のひとつです。
放射線を照射するとガン細胞は小さくなりますが、
その反面、照射した箇所の皮膚が赤くただれ発熱するといった
副作用は、ほぼ例外なく発生します。
また、治療終了後、数か月を経て肺に炎症が生じるといった
副作用も表れることがあるため、長期的な経過観察は欠かすことができません。
乳ガンに限定した場合、放射線治療は再発の危険性を低くするために行われますが、
確実に効果が表れる訳ではないため、その施術を行ったとしても再発の可能性は残ります。
・薬物療法
薬物療法もまたガンの基本的な治療方法のひとつであり、
それを行うか否かは、ガンの進行具合や病理検査の結果から判断されます。
また、再発の可能性が高い場合より再発抑制効果の強い
薬物を使用することもありますが、この場合も再発リスクは残ります。
一方、薬物療法では脱毛や手足のシビレ、不眠などの副作用が生じます。
また、使用する薬物によっては卵巣機能障害や
長期的な不妊などの副作用が表れる場合もあるため、
女性の乳ガンの治療でそれらを使用する場合、
治療後のことも含めて検討する必要があります。
まとめ
日本人女性の12人に1人が乳ガンに罹患する、
罹患率の極めて高い疾患となっています。
それに加え、その治療は再発の可能性を考慮すると
長期化することが予想されるため、
可能な限り早い段階で異常を発見し
早期治療に、つなげることが重要となります。
ここでご紹介したセルフチェック方法は
乳ガンの早期発見において
大きな効果を発揮することから、
特に乳ガンの罹患率が高くなる30歳に
なってからは、必ず行うように致しましょう。
また、それと並行して定期検診を受ければ
乳ガンの罹患リスクを限りなく
ゼロに近づけることが、可能となることでしょう。
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