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「ツカコッコー」です。
日本人は、なぜ、太るのか?
食事の回数や量を減らしたり、
ダイエットを頑張っているのに、なかなか体重が落ちない、
こうしたお悩みをお持ちの方は、一度行っている、
ダイエット法のタイミングについて、見直してみましょう。
今回は、人の体のメカニズムと、
健康的な食生活についてお伝えしていきます。
そもそもなぜ太るのか!?
私たちは、いつでも好きなものを好きなだけ
食べられる環境にあると言えます。
日中はもちろん、夜間であっても
お腹が減ればコンビニでお菓子やパン、おにぎり、
お弁当などを、気軽にご購入できますからね。
しかし、こうした生活を日本人が送れるようになったのは、
この、1970~1980年代の話なのです。
それまでの日本人は、常に空腹感を抱えているような
飢えた状態の時代を生きてまいりました。
ダイエットなどとは縁のない、次にいつ、
食べ物にありつけるかわからないような生活です。
その日に食べた物のエネルギーを、
その日のうちに消費して使い切ってしまい、
あまりにも、効率の悪い食生活でした。
そのため、私たち人間の体には摂取したエネルギーを
脂肪にして蓄え、必要な時に消費できる体の
メカニズムが備わってきたのです。
日本人は太りやすい!?
特に日本人は、農耕文化を持つ民族であるため
他の民族に比べると、エネルギーを節約しながら
脂肪として蓄える機能が、
自然と発達していったと考えられております。
そしてその遺伝子は、
日本人の3人に1人が受け継いでいると言われていて、
統計の結果その割合は、
なんと、世界第三位なのだそうです。
つまり、人にもよりますが、
日本人はそもそも“太りやすい体質の人が多いのです。
太りやすい遺伝子を持つ人の中でも、その変異が強い人は、
そもそもの新陳代謝が、低い傾向にあります。
そのため、周りの人と同じ回数や、
同量の食事をとっているにもかかわらず、
体重が増え続けてしまいます。
肥満で悩む人、メタボリック症候群の人にとっては、
大きな問題であります。
では、どのように自分の遺伝子と向き合っていけば良いのでしょうか?
臓器にはピークタイムがあります
元々太りやすい体質の方が、ダイエットを成功させるには、
まずは、食べ過ぎをやめることが肝心です。
そして同時に、食事の時間について
考えることが大切になります。
先ずは、私たちの体のメカニズムから考えてみましょう。
体内時計、という言葉をご存じでしょうか?
これは、人々が毎日の生活を送っていく中で手に入れた能力のひとつで、
例えば、食事の時間になるとお腹が減る、というのもその機能にあたります。
そして各臓器には、この体内時計に合わせもっともパフォーマンスを
発揮できる時間帯というのが決められております。
各臓器が休んでいるときに無理やり食べますと、
例えば肝臓は、その活動が朝に開始されます。
そしてお昼頃にピークをむかえ、16時になると休止状態になります。
それに対し、胃の活動のピークは14~15時となり、
19~21時までのあいだ働き続けます。
尚、膵臓も胃と同じくピークが15時頃で、夜になると休止状態に入ります。
腎臓は他の臓器とは少し異なり、日中は緩やかな働きを続けて、
夕方以降に活発となって、19時以降にピークをむかえます。
このように、各臓器にはそれぞれ活動のメインとなる時間があり、
それが体内時計によってコントロールされています。
そのため、食事をとる場合には、
それぞれの臓器の動きに合わせた食材や栄養素を選ぶことが重要です。
逆に、臓器が休んでいる時に、無理矢理食べ物を口に運ぶのはやめて下さい。
臓器へ負担がかかるだけでなく、肥満やメタボリック症候群の
原因にもなってしまいますのでご注意下さい。
時間と食事のタイミング
具体的に、どの時間に何を食べればいいのか?
というポイントをご紹介していきましょう。
朝
先ずは、朝。前述したとおり、この時間に活発な活動を行っているのは肝臓です。
そのため、タンパク質やビタミンをしっかり摂れるようなメニューを用意しましょう。
なお、フルーツや野菜、卵、納豆のような、消化にいいものを選ぶのもポイントです。
昼
お昼時、朝に活動をはじめた肝臓がピークをむかえる時間帯です。
そのため、糖質が含まれた食べ物をとっても問題ありません。
おやつの時間とも言われる15時付近は、実は膵臓の活動のピーク帯です。
インスリンを分泌する膵臓が、うまく働いているこのタイミングなら、
糖質を含むお菓子やドーナツを食べても大丈夫です。
しかし、食べ過ぎてしまっては、元も子もありません。
ダイエット中は、控えめにするように努力しましょう。
夜
21時を過ぎると肝臓と膵臓が休止状態となります。
そのため、この時間帯からの
糖質の摂取は、極力控えるようにして下さい。
お酒を飲んだり、ラーメンを食べたりすると、
アルコールや炭水化物、脂質が全て体に溜まってしまいます。
特に、各組織の脂肪合成に関わっている
「BMAL-1」と呼ばれるタンパク質が、
もっとも活発に活動する時間帯の
22時~AM2時にかけては、
絶対に、摂取しないように気をつけて下さい。
まとめ
ダイエットは、健康の維持にも欠かせないポイントです。
しかし、極度に食事の回数や量を減らすと、
リバウンドにつながるだけでなく、
体調を、崩してしまう可能性もございます。
そのため、食事の回数や量を減らすよりも、
先ずは、食事のタイミングから
見直してみるといいですね。
食生活のリズムが整えば、
より健康的にダイエットを、
成功させることが出来ると思います。
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