おはようございます。

「ツカコッコー」です。

 

 

 

糖尿病の人が気にする酒・喫煙・食事とは

 

糖尿病の人は血糖値

正常値をはずれて

高い状態のことをいいます。

 

 

血糖値というのは

要するに血液内に存在する

ブドウ糖の濃度のことですが

健康な人では血糖値の濃度は

110mg/dL未満にキープされています。

これが何らかの要因で常に126mg/dL以上になった

場合には糖尿病と診断されることになります。

 

 

糖尿病になってしまうと

健康的な生活をしようとするあまり

それまでの生活では当たり前に

していたことを

むやみに制限してしまいがちです。

 

 

しかし、本来必要のない制限は

精神的な負担を増加させ健康面での

「二次被害」を招いてしまうこともあります。

 

 

このことから

糖尿病になってしまったら

必要な制限と不必要な制限をよく理解し

病との向き合い方を

把握することも重要となってきます。

 

 

糖尿病の人とお酒の上手な付き合い方

 

 

糖尿病の人のなかには

もともとお酒が好きだったが

発病と同時に禁酒をはじめた

という人も多いかもしれません。

 

 

しかしながら

糖尿病になったら

絶対にお酒を断たなければいけない

ということはなく

ご自身がどのくらいまでお酒を飲んでも

健康に被害が及ばないのかを

知っておく必要があります。

 

 

・基本的なお酒との向き合い方とは

一般的にお酒の飲みすぎは

肝臓ガンや肝硬変といった

肝臓を主として生じる病気を

引き起こす要因になることが知られています。

 

 

このことから、健康な人であっても

「節酒」をする必要はあり

その目安としては1日当たり

純アルコール20g以下が

望ましいという見解がございます。

 

 

例えばアルコール度数5%で350mlの

お酒に含まれるアルコール量は

17.5gであることから

毎日お酒を飲む人の場合

この程度の度数・量のお酒は1日1本まで

とすることが適量となります。

(個人的にはこんな中途半端な量では飲まない方がいいですね)

 

 

一方でアルコール依存症の人の場合は

節酒ではなく「禁酒」をしなければなりません。

このようにお酒との向き合い方は

ご自身の健康状態によって

臨機応変に変えることが重要になります。

 

 

・糖尿病の人は合併症の種類が重要

単に糖尿病といっても

その症状は人によってそれぞれ異なります。

これは糖尿病が様々な合併症を

引き起こす性質があり

循環器系の症状が出る人もいれば

神経系の症状が出る人もいます。

 

 

そして、糖尿病の人の適切な

お酒との向き合い方はこのような

合併症の種類によって異なってきます。

糖尿病の合併症のなかでも

特に多量の飲酒によって症状が

悪化しやすいのが神経系の合併症です。

 

 

これは、お酒そのものに神経障害を

引き起こす危険性があるためであり

糖尿病とお酒の両方の作用によって

神経の働きに大きな障害が

発生してしまう恐れがあるためです。

 

 

また、糖尿病の合併症は

各臓器に現れることもあり

特に肝臓に合併症が

現れている人に関しては

禁酒をしなければなりません。

 

 

このように糖尿病の人が

お酒の飲み方について考える際には

自身の合併症の種類や重症度を把握し

医師ともよく相談しながら

適切な飲み方を知ることが重要です。

 

 

・肥満気味の方は飲みすぎに注意

糖尿病の人のなかには肥満気味の人も多く

糖尿病の進行を遅らせるために

医師からダイエットをするように

命じられている人もいるかもしれません。

 

 

そして、このような肥満気味の糖尿病罹患者が

気をつけなければならないのが

お酒を大量に飲むことです。

糖尿病の方で医師から禁酒ではなく

節酒を命じられている人は、特に注意しましょう。

 

 

糖尿病の人はタバコを禁煙したほうがいい理由

 

 

糖尿病を患ってしまった人のなかには

もともとタバコが好きな人もいるかと思います。

しかしながら、症状によっては

禁酒ではなく節酒でも構わないお酒とは違い

タバコに関しては「禁煙」が強く求められます。

 

 

・糖尿病とインスリンの関係とは

糖尿病を患ってしまった人が

禁煙をする必要がある理由について

理解するためには

糖尿病とインスリンの関係から知る必要があります。

 

 

そもそも糖尿病とは血糖値が上昇した状態が続き

その合併症がさまざまな身体の部位に現れる病気です。

本来人間の体内では血糖値が上昇するのを

防ぐ目的でインスリンと呼ばれる

物質が分泌されていますが

このインスリンが正常に分泌されている間は

糖尿病を発症することはありません。

 

 

しかしながら、なんらかの原因で

このインスリンを分泌する働きに障害が

発生してしまうと血糖値は下がらなくなり

その結果糖尿病を発症してしまうのです。

 

 

・タバコがインスリンの分泌に及ぼす影響

インスリンの分泌が鈍くなってしまう原因としては

様々なことが指摘されていますが

そのひとつとして挙げられるのが喫煙です。

このことにはインスリンを分泌する膵臓の働きと

タバコが及ぼす影響が大きく関係しています。

 

 

そもそもタバコには

インスリンの働きを鈍らせる作用があり

日常的に喫煙をしていると

インスリンの働きは徐々に弱くなっていき

やがて血糖値が正常値に下がらない

ほどにまでなってしまいます。

 

 

そうなると人間の身体はインスリンを

もっと多く分泌するよう膵臓に

指示を出すことから膵臓は疲弊し疲れ果て

やがてインスリンの分泌機能自体も

低下していってしまうのです。

 

 

このように膵臓によるインスリンの

分泌機能にはタバコの影響を

受けやすいという特徴があり

既に糖尿病を患っている人は

その進行を遅らせるという意味でも

禁煙をすることが求められるのです。

 

 

・タバコと糖尿病発症率の関係

タバコと糖尿病の関係の強さは

その発症率にも表れております。

喫煙者の糖尿病発症率は

非喫煙者の発症率に比べて

約1.5~2倍程度高くなることがわかっていて

このことからもタバコが糖尿病を

引き起こしたり悪化させたりする原因に

なりうることは明白であります。

 

 

また、タバコによる糖尿病発症に関して

見逃せないのが受動喫煙による発症率の高さです。

とある研究では受動喫煙による糖尿病発症率は

通常の約1.5倍になることが判明しており

例えば職場に喫煙者が多い人などは

健康診断での血糖値の変化には常に気を配る必要があります。

 

 

それに加えて、既に糖尿病を発症している人が

いる職場では職場全体での禁煙を促すといった

気配りも必要になってきますね。

 

 

糖尿病の人が食事を楽しむコツとは

 

 

糖尿病を患ってしまうと

食事にも制限が生じるようになります。

しかしながら、食事でも可能な限り我慢しないで

好きなものはできるだけ食べられるよう

上手な病との向き合い方を知ることも大切です。

 

 

特に糖尿病を患ってしまった人が

食事面で避けようとするのが外食です。

しかし、ここでも「食べてよいもの」と

「食べてはいけないもの」を

よく理解しておけば

存分に外食を楽しむことができます。

 

 

・絶対に避けるべきなのは炭水化物と糖質

上記してきたとおり

そもそも糖尿病とは

血糖値が過剰に

上昇してしまう病気を意味しています。

血糖値の上昇とは主に食後に生じ

糖尿病を患っていない人でも

食後は一時的に血糖値が

上昇するようになっています。

 

 

ですから、糖尿病を患っている人は

食事による血糖値の上昇を

極力防ぐことが重要になります。

そんな血糖値を上昇させる

成分として挙げられるのが

「炭水化物」と「糖質」です。

 

 

これらの成分が含まれる食べ物としては

パンやパスタといった小麦粉からできているものや

お米などが挙げられ、糖尿病を患っている人は

これらの食べ物を必ず避けるようにすることが大切です。

 

 

・肉類や卵などは食べても問題ない

糖尿病を患っている人が

避けようとする食べ物としては

肉や卵などが挙げられます。

これは食の欧米化が糖尿病をはじめとした

生活習慣病の原因になっているという

漠然としたイメージに基づくものと考えられますが

肉や卵は血糖値を大きく上げることはないため

糖尿病を発症させたり悪化させたりする恐れはありません。

 

 

それどころか肉や卵には

人間が本来必要とするタンパク質や

脂質といった栄養素が多く含まれており

むしろ毎日適量を摂取することが求められます。

 

 

このことから

外食時にも肉や卵を避ける必要はなく

上述した炭水化物や糖質が含まれていないかを

よく見極めることができれば

レストランなどでの食事も思う存分に

楽しむことが可能になります。

 

 

・必要な栄養をしっかりと取ることが大切

タンパク質や脂質に限らず人間の身体は

必須脂肪酸や必須アミノ酸、ビタミン

ミネラル、カルシウムといった

様々な栄養素を必要としています。

食事本来の目的とはこれらの身体が

必要とする栄養素を摂取することにあるため

糖尿病を患っている人の食事であっても

これらは摂取する必要があります。

 

 

以上のことから、糖尿病を患っている人が

外食をする際には必要な栄養をしっかりと

摂取することを意識しながら

血糖値を上げる原因となる

炭水化物と糖質を徹底的に

避けることを遵守して

これらの条件さえ満たしていれば

外食を大いに楽しむことができます。

 

 

糖尿病は運動習慣を続けると効果的

 

 

糖尿病になりやすい人の特徴としては

「運動不足気味の人」も挙げられます。

糖尿病の症状の悪化を防ぐためには

適度な運動を継続して行うことも重要です。

 

 

・運動が糖尿病に効果的な理由とは?

上述したとおり糖尿病とは

インスリンの分泌機能が低下し

血糖値が下がりにくくなってしまう病気です。

そして、有酸素運動によって

筋肉への血流が増えより多くのブドウ糖が

細胞へ取り込まれるようになると

このインスリンの働きは活性化され

血糖値も下がりやすくなります。

 

 

このことから、有酸素運動は

糖尿病の悪化を防ぐ効果も期待できます。

一方で、筋力トレーニングなどの

無酸素運動で筋肉が増えることでも

インスリンの働きは活性化するため

同様に血糖値の上昇を抑え

糖尿病の悪化を防ぐ効果が期待できます。

 

 

このように有酸素運動と無酸素運動には

共にインスリンの効果を

高める働きが期待できるため

運動そのものが糖尿病に対して

効果的であるということがわかります。

 

 

・糖尿病を患っている人が運動時に気をつけるべきこと

一方でエネルギー消費量の多い激しい運動を行うと

人間の身体はさらに多くのエネルギーを補充しようとし

アドレナリンやカテコラミン

グルカゴンといった物質の分泌を開始します。

そして、これらの物質には血糖値を

上昇させるホルモンを分泌させる

働きがあることから糖尿病を患っている人は

激しくない運動をすることを心掛ける必要があります。

 

 

また、同様に運動時に

気をつけなければならないのが血圧の上昇です。

糖尿病を患っている人は心臓や腎臓などに

合併症が生じていることもあり

血圧が上昇するとこれらの臓器へ

かかる負担が大きくなり

心筋梗塞や腎不全といった

病気を引き起こしてしまうことがあります。

 

 

このほか、運動によるインスリンの働きを

活性化させる効果は運動をやめてしまうと

3日程度でなくなってしまうことから

とにかく継続することを意識することも大切です。

 

 

・具体的なおすすめの運動は?

有酸素運動とはランニングやウォーキング

エアロビクスなどの多くの酸素を取り込む運動を意味します。

このうちウォーキングは身体への負担が少なく

自分のペースで取り組めるため

糖尿病を患っている人にもおすすめです。

 

 

ウォーキングを行う時間の目安としては

1回当たり約15~30分で1日2回

歩数だと1日約1万歩を目標とするのがよいでしょう。

 

 

一方で、筋力トレーニングなどの無酸素運動は

運動中に酸素をほとんど取り込まないことから

身体への負担をよく考えながら行う必要があります。

そのため、軽度の筋力トレーニングや

簡単なストレッチをできる範囲で行いながら

どれくらいの回数であれば

継続して行えるのかを確認し

メニューを決めていくといいかもしれません。

 

 

まとめ

 

 

糖尿病は一度患ってしまうと

完治させるのは容易ではなく難しい病気です。

この病気との上手なつき合い方を知って

悪化させないことが重要となります。

 

 

また、糖尿病は長期的に

向き合わなければならない病気でもあることから

その過程では精神的な負担が増し

悩みを抱え込んでしまうこともあるかも知れません。

 

 

そんな精神的負担を軽減するためには

この記事でご紹介した食事やお酒に関する注意点を

よく理解して、可能な限りリラックスすることも大切です。

また、そのためには禁煙や適度な運動といった

最低限の心掛けも忘れないようにしていきましょう。

 

 

 

 

 

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