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「ツカコッコー」です。

 

 

日本人の40歳以上の3人に1人が

糖尿病もしくは糖尿病予備軍です。

そして糖尿病が悪化すると

糖尿病性網膜症となりやがて失明します。

 

 

更に悪化すると人工透析になり

やがて糖尿病性神経障害になり

神経細胞が侵され

足や手の壊疽(えそ)になり

その部分は切断となります。

 

 

 

 

糖尿病を克服した例「なったら終わり」の時代は終わった?

 

糖尿病は一度なってしまうと

完治させるのが非常に難しく

「なったら終わり」という考え方が

一般的な時代もありました。

そのため既に糖尿病と診断されている

あるいは血糖値が高く糖尿病予備軍だと

医者に告げられた方などはその進行を

抑えるような生活をしているかもしれません。

 

 

そんな中、現在では糖尿病治療に

ついての選択肢は多くなっており

症状を大幅に改善することが

期待できる画期的な治療法も誕生しています。

 

 

肥満を解消して克服した例

 

 

・ニューカッスル大学の教授による報告

その報告は糖尿病発症後10年以内の糖尿病であれば

肥満を解消し肝臓や膵臓の脂肪を減らすだけで

糖尿病が治っているのと同じ状態にできるというものでした。

 

 

また、この治療法による糖尿病の症状の緩和は

一時的なものではなく、肥満を解消した状態を

維持できれば糖尿病が治っているのと

同じ状態も維持することもできると報告されました。

 

 

・2型糖尿病とは

このような肥満を主な原因として

生活習慣の乱れとともに発症する

糖尿病を「2型糖尿病」と呼びます。

 

 

2型糖尿病は過剰な糖質摂取により肝臓に脂肪が溜まった結果

血糖を下げるインスリンに対する肝臓の反応が鈍くなる

「インスリン抵抗性」の症状が生じることで血糖値が上昇し

それが常態化することで発症するケースが多いです。

 

 

また、インスリン抵抗性の症状が現れても

初期は膵臓のインスリン分泌が活性化することで

血糖値が維持されますが、この状態が長く続くと

やがて膵臓は疲弊し、インスリンの分泌も鈍くなることで

血糖値は正常値を維持できなくなります。

このことから、2型糖尿病の患者は発症した時点で

肝臓だけでなく膵臓の働きも鈍化して

しまっていることが少なくありません。

 

 

・肥満の解消が鈍化した膵臓の働きを回復させる

かつては、一度インスリンを分泌する働きが

鈍ってしまった膵臓の能力を回復させることは

困難であるとの見解が多くありました。

 

 

しかし

食事をコントロールすることで

脂肪の蓄積が減ると膵臓の

インスリン分泌能力が

回復することが指摘されました。

 

 

この研究結果から

2型糖尿病の患者は発症後10年以内であれば

肥満を解消し肝臓と膵臓に蓄積した脂肪を減らすだけで

糖尿病をほぼ治すことが可能だと結論づけており

この研究成果をもとに糖尿病治療への応用が期待されています。

 

 

・肥満を解消すると「負の連鎖」から脱却できる

2型糖尿病の患者で特に多いのが

「脂肪の蓄積→膵臓の機能の低下→さらなる脂肪の蓄積」

という「負の連鎖」にはまってしまっているタイプです。

一度この状態に陥ると糖尿病は悪化の一途を辿ることも多くて

この負の連鎖から脱却することは

2型糖尿病治療における大きなテーマだと言われています。

 

 

胃を小さくする手術を受けて克服した例

 

 

・手術で糖尿病を治すという考え方は一般的ではなかった

従来の糖尿病治療では食事療法や

インスリン注射の接種などが一般的でした。

しかし、これらの治療法には限界があり

このことが糖尿病治療は困難である原因でした。

 

 

そして、食事療法は

糖尿病そのものを治すというより

病状の進行を遅らせる

あるいは症状を和らげる

といった意味合いが強く

糖尿病を治す方法としては十分ではない

と見られることが一般的でした。

 

 

そのため、かつての糖尿病治療で

手術という選択肢はほぼないと

言っても過言ではありませんでしたが

近年ではこのような考え方も変わりつつあり

その中でも特に注目を集めているのが

「胃バイパス手術」です。

 

 

・胃バイパス手術で糖尿病の症状が緩和

胃バイパス手術とは胃や腸の一部を切除する手術で

これまでは肥満を解消するための

手術として行われることが多くありました。

 

 

そもそも、この手術による影響を受ける

小腸の末端には特殊な細胞があり

ここに食べ物が届くことで

膵臓のインスリンを分泌する働きを

促すホルモンが多く分泌される

ようになることがわかっています。

 

 

そして、胃バイパス手術を行うと

この特殊な細胞に食べたものが

届きやすくなり膵臓のインスリン分泌が

活性化されることから

糖尿病治療効果も期待できるとされています。

 

 

実際にこの胃バイパス手術を行うことで

糖尿病を克服できた例は実際にあり

そして、インスリンの分泌機能が保たれて

なおかつ糖尿病歴が短く若くて太っている患者には

この手術による治療が適していると言われています。

 

 

・手術を受けた人の8割に効果が

糖尿病治療の目的で胃バイパス手術を

受けた患者のうち約8割には

血糖値が正常値に戻るという効果が現れ

糖尿病の症状が大幅に改善された

例も報告されています。

 

 

この改善点としては

上述した小腸の末端にある特殊な細胞が

関係する消化管ホルモンの分泌量の変化や

胆汁酸の増加、腸内細菌叢

(ちょうないさいきんそう・腸内に生息する細菌の生態系)

の変化がバイパス手術によって

促されるのではないかといわれていて

手術そのものが身体のメカニズムを変え

効果があると考えらております。

 

 

・将来的には代表的な糖尿病の治療法となるかも

今の糖尿病治療では、胃バイパス手術は

あくまでも糖尿病治療における選択肢の

ひとつでもあります。

 

 

しかし、上述したとおり現時点では

この手術による効果が期待できる

患者の特徴は限定的であるため

医師によってはこの治療自体を

推奨しないこともございます。

 

 

しかしながら、今後この手術に関する研究が進めば

より多くの患者にとって胃バイパス手術が

最も適した治療法となることも考えられます。

 

 

実際、糖尿病になり5年以内に

胃バイパス手術が最も代表的な糖尿病の

治療法になるとの見方をする医師もいて

今後もこの治療法に関する研究には

多方面からも注目されております。

 

 

早い段階でインスリン注射をして克服した例

 

 

・少し前ではインスリン注射は「最後の手段」だった

インスリン注射は代表的な

糖尿病の治療法として知られています。

 

 

しかし、この治療法は膵臓の細胞が死んでしまい

インスリンが分泌されなくなってしまった

患者に対して行われるもので

主に糖尿病が深刻な状態か

それに極めて近い状態にまで

進行してしまった患者に対して行われていました。

 

 

このことから、インスリン注射は

糖尿病治療における「最後の手段」

と考えられることが多く

治療の初期段階から行うという概念は

そもそも存在しないといっても

過言ではありませんでした。

 

 

・早い段階でインスリン注射を打つことで症状が改善

しかしながら、弱まってはいても

膵臓からインスリンが分泌されている状態で

インスリンを注射することが糖尿病治療において

避けるべきことであるとの合理的な根拠はありません。

そのため、これまでの概念を覆し早い段階で

インスリン注射を実施する治療法を

提唱する医師も現れてきました。

 

 

そして、実際にこの治療を行ってみたところ

膵臓のインスリン分泌機能は大幅に改善し

飲み薬と食事療法のみに切り替えることが

できたという事例が報告されました。

 

 

・インスリン注射は膵臓への負荷を減らせる

この治療法により糖尿病を

大きく改善できた理由としては

膵臓が弱りインスリンの

分泌機能が鈍化している状態で

インスリン注射を行うと

膵臓にかかる負荷を軽減できる点です。

 

 

その結果、膵臓の自然治癒を

促すことができると考えられております。

 

 

それは、注射によって体内に入った

インスリンには血中の糖分を

エネルギーに変え血糖値を

下げるという働きだけでなく

本来インスリンを分泌している

膵臓を休ませその機能が回復するのを

促す効果も期待できるといえるのです。

 

 

・空腹時血糖値が2週間で正常値に戻ったケースも

この治療を受けた男性はグルコースが

300以上あった空腹時血糖値が

2週間で130台にまで減少しました。

そして、それ以降は飲み薬と食事療法だけで

血糖値を正常な状態に保てるようになり

インスリン注射も必要なくなった

という結果が報告されています。

 

 

どの程度の効果が現れるかは

個人差があるので効果が期待できる患者の特徴を

明確にするためにはさらなる研究が必要となってきます。

しかし、このような大幅な症状改善事例が

報告されたことから考えるとインスリン注射を

早い段階から行うという治療法も

今後は広く行われることが期待できますね。

 

 

・インスリン注射は必ずしも最後の手段ではない

このように、今やインスリン注射は

必ずしも最後の手段ではなくなった

ということが確認できました。

 

 

また、糖尿病治療を必要としている患者や

治療を行う医師にとっては

選択肢が多くなるということや

重症化する前の克服が可能になるということで

かなりのメリットがあるといえると思います。

 

 

糖尿病にならないように心がけることが重要

 

 

様々な新しい治療法が誕生しているとはいえ

糖尿病の治療に多くの時間や

費用がかかることに変わりはありません。

そのため、糖尿病に対しては

「なってしまっても治せばよい」

と考えるのではなく

「ならないよう普段から気を付ける」

ことが重要です。

 

 

糖尿病を予防するためには

運動がオススメです。

特に全身を動かす有酸素運動は

糖尿病予防においても有効で

あることが分かっているので

運動を継続してやりましょう。

 

 

・ウォーキング

ウォーキングは自分のペースで

できるため体力に自信のない方にもオススメです。

1日30分程度、通常の速さのウォーキングと

速歩きのウォーキングを交互に行い

それを繰り返すのがいいといわれていて

慣れてきたら徐々にスピードも

上げておこないましょう。

 

 

糖尿病を患っている方は

運動不足気味・肥満気味ということが多いため

ウォーキングをする際には

足腰や膝への負担を考える必要もあります。

そういう方には靴底にクッション素材が入った

ウォーキング専用のシューズを履くと

継続しやすくなると思います。

 

 

・水泳

水泳は足腰や膝への負担が少ないため

肥満気味の方や体力的にウォーキングや

ジョギングを続ける自信がないという方にピッタリです。

 

 

近所に屋内のプールがあれば

天候にも左右されず継続しやすいですね。

また、水泳で全身の筋肉をくまなく

動かすためにはひとつの泳ぎ方だけでなく

クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ

といった基本的な泳ぎ方を組み合わせるのがオススメです。

 

 

例え泳げなくてもプールでの

ウォーキングは水の抵抗もあるので

陸上とは違う負荷がかかり

いい運動になります。

何より、足腰や膝に負担が

かからないので嬉しいですよね。

 

 

・ジョギング

ジョギングはある程度体力に自信があり

ウォーキングでは物足りないという方にオススメです。

但し、ウォーキングに比べるとジョギングを

継続して行うことによる足腰や膝への負担は

大きいので様子を見ながら徐々に

距離を長くしていくのがよいでしょう。

 

 

ジョギングに関しても自分のペースで

行ったほうがよい点はウォーキングと変わりなく

長い距離を完走することよりも

長期的に継続することを目標にした方が

糖尿病予防としては有効ですね。

 

 

・サイクリング

サイクリングは主に下半身の筋肉を使うので

ウォーキングやジョギングに比べると

足腰や膝への負担が少ないため

継続しやすいというメリットがあります。

 

 

あまり運動をしないため足腰に自信がなく

先ずは負担の少ない運動から

はじたいという方には特におすすめです。

 

 

また、サイクリングは

ウォーキングやジョギングに比べて

長距離の移動にも向いているということもあり

通勤で自転車を利用したり

休暇でツーリングを楽しむための趣味として

はじめると継続もしやすくなると思います。

 

 

まとめ

かつては「なったら終わり」

といわれていた糖尿病も

現在では様々な治療法が

考案されたことにより

「克服できる病」になったといえます。

 

 

そのため仮に糖尿病を

患ってしまったとしても

必ずしも悲観的になる必要はなく

医師と相談した上で自分にあった

最適な治療法を模索していきましょう。

 

 

そして、糖尿病になってしまうのを

未然に防ぎ、そのためには日頃から

ウォーキングや水泳、サイクリング

といった運動を継続して行うことも重要ですね。

 

 

 

 

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。