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「ツカコッコー」です。

 

 

血糖値が少し高めで、

糖尿病ではなく「境界型糖尿病」という

診断を受けるケースがありますが、

境界型糖尿病と通常の糖尿病との

違いがわからず不安になる方もいるでしょう。

 

 

ところで、皆さんは

糖尿病や、血糖値の高い人は

結構多くの方々が

薄毛ハゲているって

知ってましたか?

 

 

AGA治療に通っている半数以上の人が、

高血糖や糖尿病の方々でした。

「薄毛と血糖値との関係の記事はこちらからご覧になれます」

 

 

 

健康診断後の精密検査で

境界型糖尿病と発覚するケースは多いですが、

しっかりと医師から説明を受けた方もいれば、

実際にどのような対策をすればいいのか分からない

という方も多いのではないでしょうか。

 

 

まずは境界型糖尿病という病気がどんな状態であるのかを認識し、

今後の生活習慣を見直す必要があります。

 

 

境界型糖尿病とは

境界型糖尿病は通常の糖尿病と異なり、

病気が発症しているわけではありませんが、

今後、糖尿病が発症する可能性があり、

生活習慣の改善が必要な状態です。

 

 

(1) 糖尿病は年月をかけて発症する病気

糖尿病は血糖値に異常が発生する病気で、

その発生状況から1型と2型に大きくわけられます。

日本人の糖尿病の多くは2型であり、

食事の内容や時間の偏り、運動不足などの

生活習慣が大きく影響して血糖値が高くなるタイプです。

 

 

糖尿病は体の血糖値に異常が発生する病気ですが、

生活習慣が主な原因の2型の場合

すぐに血糖値が異常な値になるわけではありません。

長い年月の生活習慣を経てゆっくりと進行していき、

徐々に血糖値が正常な状態から

糖尿病と判断される値へと高くなっていきます。

 

 

(2) 境界型糖尿病は糖尿病に近い状態

境界型糖尿病とは糖尿病であると

診断されるほどの血糖値ではないものの、

現在の状況のままではいずれ糖尿病になる可能性が

あるほど血糖値が高い状態のことです。

糖尿病の手前と言える状態で「糖尿病予備軍」ともよばれます。

 

 

病気としては糖尿病という診断には至らないものの、

健康な状態ではありません。

また糖尿病ではないという診断ですが、

精密検査をおこなうことにより

糖尿病と診断されるケースもあります。

 

 

(3)境界型糖尿病に自覚症状はない

糖尿病を発症することで体のさまざまな部分に

でてくる合併症も多く、症状を自覚して診察を受けた際に

糖尿病と診断されて治療を進める方もいます。

この場合は自覚症状があることから、

治療をする意思が強くなりやすいです。

 

 

しかし境界型糖尿病の時点ではこうした体の異変も

感じるケースはほとんどないことから、

現状維持で大丈夫と考えてしまう人も多いのです。

 

 

境界型糖尿病も危険な状態ですが、

急激に血糖値が上がる血糖値スパイクもかなり危険です。

 

 

血糖値スパイクについてはこちらの記事をお読み下さい。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「血糖値スパイクは危険!血糖値の高い方はこちら」 ‎

 

 

 

まだ糖尿病を発症していない状態であれば

今の生活を続けていても悪化はしないと

間違った認識をしてしまいがちですが、

じっくりと体に異変が起きていく糖尿病は、

病気と診断される前からしっかりと予防する必要があります。

 

 

(4)境界型糖尿病の発見は早い方がよい

境界型糖尿病の状態になっているのであれば、

健康な状態から境界型糖尿病へなってしまった原因が

現在の生活習慣にあることが非常に多いので、

改善をせずに同様の生活を続けていくことで

糖尿病へと進んでしまいます。

 

 

境界型糖尿病を早めに発見できれば

それだけ早く対策をすることができ、

糖尿病へと進行する可能性を減らすことができます。

 

 

(5)境界型糖尿病が発見されるケース

自覚症状がないため、境界型糖尿病の方が

自分から病院に行き症状の発見に至ると

いうケースは多くありません。

 

 

早めに発見する方法としては定期的に健康診断を受けて、

精密検査が必要となった際にはしっかり検査を受けることです。

会社の定期健康診断などで要精密検査や要再検査という指摘が

あった場合に行きたくないと考える人も少なくありませんが、

精密検査に行くことで将来的な病気の発症を

抑えることができるケースが多いのです。

 

 

境界型糖尿病でも放置は危険

糖尿病につながる原因としては主に、

生活習慣や食生活の乱れ、飲酒や喫煙のほか、

ストレスや運動不足などがあげられます。

こうした生活習慣を変えていく必要があるのですが、

境界型糖尿病は合併症の自覚症状がほとんどないため

「体に問題はないのにそこまでする必要があるのか」

と予防として生活習慣を変えることに抵抗を感じる方もいます。

 

 

しかし境界型糖尿病の状態でも予防をせずに放置してしまうことで

糖尿病へと進行し、多くの合併症が発生する危険性があり

仕事や日常生活などに影響がでるほか、

失明や命の危険につながる脳卒中や

心筋梗塞の症状もあるのです。

 

 

(1)糖尿病の合併症:大血管症

血糖値が高くなると体の全身に送られている血管が

ダメージを受けてしまい様々な症状が発生します。

その1つが「大血管症」です。

大血管とは心臓周辺の大きな太い血管で、

ここに「動脈硬化」といって血管が硬くなってしまい

血管内の壁が脂肪で狭くなるといった症状が出てしまう病気です。

動脈硬化が起きると全身へ送られる栄養素や酸素が不足してしまいます

(血管が狭窄することにより血圧も高くなってしまいます)

 

 

中でも心臓の筋肉への酸素が不足すると、

神経障害と同様に心筋梗塞の発症なども

含めた心臓に関する病気が発症します。

境界型糖尿病は自覚症状こそほとんどありませんが、

動脈硬化は境界型合併症の時点で発生しています。

境界型糖尿病は人間が生きる上で

重要な血管に既に影響がでている状態で、深刻なのです。

 

 

(2)糖尿病の合併症:神経障害

人間の体の神経には自分が受けている刺激を感じる感覚神経、

体を動かすための運動神経、自分の意思とは別に臓器などを

調整するために動く自律神経の3種類があります。

 

 

1.感覚神経障害

刺激を感じないと傷がついて出血しているときに

気がつかないことがあり、ケガの発見が遅れる原因につながります。

また糖尿病の合併症状が発生していても、

異変に気が付きにくくなってしまう危険性もございます。

ほかにも発生する症状としてあるのは

手足のしびれなどがあります。

 

 

2.運動神経障害

腕や足の痛みのほか、

筋力が低下するなどの症状につながってまいります。

その他にも影響がでる部分は顔や目の動きなどです。

 

 

3.自律神経障害

体全体の臓器をコントロールしている神経への影響で

生命の危険につながるものとしては、

心臓の血管や全身の血圧を調整する働きです。

心臓の筋肉が止まってしまう心筋梗塞という症状につながるほか、

発汗しなくなり乾燥肌となる、胃の消化不良など、

症状は多岐にわたってまいります。

 

 

(3)糖尿病の合併症:網膜症

糖尿病で影響が出るのは血管全体のため、

大きな血管以外にも症状が出ます。

 

 

一見、心臓や血管などとは無関係とも思える視力も実は影響があるのです。

眼球のなかには入ってきた光を視覚情報に変える網膜という部分があり、

網膜には非常に細い血管が多数存在します。

血管が細い分、異常が発生した場合には影響を受けやすく、

血糖値が異常な状態が続くことで出血や視力の低下が発生します

日本で視力を失う原因の上位に糖尿病による網膜症が含まれています

糖尿病であれば必ず発症するとは限りませんが、

精密検査を嫌がったために視力を失うという結末につながりかねません。

 

 

糖尿病性網膜症についてはこちらの記事をお読み下さい。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「糖尿病が悪化すると糖尿病網膜症についてはこちら」 ‎

 

 

 

境界型で高血糖が見つかったら治すチャンス!

境界型糖尿病の時点で発見できたのであれば、

自分で大きな異変を感じるほど重大な症状が

出る前に糖尿病の発症を防ぐことができます。

 

 

健康診断で要検査などの記載があると

気分が落ち込む方や、嫌な気持ちになる方も少なくありません。

しかし、早期発見をすることで

重大な病気の予防ができると考えるべきです

 

 

(1)糖尿病や境界型糖尿病の検査

糖尿病であるかどうかを知る検査方法はさまざまですが、

主なものとして空腹時の血糖値測定、

糖を使用した負荷試験(75gOGTT)、

血液からHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー、

もしくはグリコヘモグロビン)の量を調べる3種類があり、

状況によって複数を組み合わせて診断することがあります。

 

 

・空腹時血糖値

10時間以上食事や糖の含まれた空腹状態で

血液を採取して糖の濃度を検査致します。

正常型:99mg/dL以下

境界型:110mg/dL〜125mg/dL

糖尿病型:126mg/dL以上

 

 

・75gOGTT

空腹時血糖値と同じように10時間以上空腹の状態で

血液採取して検査し、その後75gの糖が含まれた

ソーダ水を飲んだ後にも行う検査です。

飲んだ直後、30分後、1時間、2時間と

それぞれ時間をあけて血液を採取します。

 

 

既に糖尿病の可能性が高い方はリスクがあるため、

境界型糖尿病であるかどうかの判断の際に使用することの多い検査です。

下記の分類は2時間後の採取した血液の値です。

正常型:139mg/dL以下

境界型:140mg/dL〜199mg/dL

糖尿病型:200mg/dL以上

 

 

・HbA1c

血液のなかのヘモグロビンという物質が

どれだけ糖と融合しているかを調べて血糖値を検査するものです。

血糖値は状況によっても変動するため、

定期的に検査し「過去1〜2ヶ月の状況を確認する方法」がHbA1cです。

正常型:5.9%以下

境界型:6.0%〜6.4%

糖尿病型:6.5%以上

 

 

(2)境界型糖尿病は心臓や血管の病気リスクが高い

境界型糖尿病の場合、自覚症状はなくても

進行している症状として動脈硬化があります。

血液内の糖濃度が高いことにより血管へ

影響が出ている状態が動脈硬化ですが、

これにより糖尿病の状態までになっていなくても

心臓や脳血管などの病気にかかりやすくなってしまいます。

新造や血管に関する病気の発症率としては下記のようになっています。

・境界型:正常型の2.2倍

・糖尿病型:正常型の3.5倍

早めに境界型糖尿病から正常型に戻すことで、

病気の発症リスクをおさえることにつながります。

 

 

(3)境界型糖尿病は治療、予防しやすい

糖尿病へなってしまった際の治療方法は重症度で異なり、

食事制限や運動に加え薬による治療方法などがありますが、

合併症が発生している場合にはそれらの

治療も合わせて進めなければいけません。

 

 

境界型糖尿病の時点であれば生活習慣に注意をすることが

糖尿病発症のリスクを下げることにつながり、

定期的な通院や薬を処方してもらう必要もないため、

糖尿病発症の状態よりも治療や状況改善が進めやすいです。

 

 

正常な血糖値に戻すためにできる 日常の運動

糖尿病を予防するための生活習慣の見直しするべき点は

様々ございますが、運動をすることも非常に大事です。

特に有酸素運動と筋力トレーニングが糖尿病の予防につながります。

しかし大切なことは継続することなので、無理のない範囲から始めましょう。

 

 

飲酒や喫煙が日常的になっているという方が

急に飲酒や喫煙をやめても継続することは難しいので、

日頃の運動量を少し意識して、それを日々積み重ねていくことが重要です。

 

 

(1)日常動作の運動

ウォーキングや筋肉トレーニングが難しい方の場合、

自分の体に無理のない範囲であれば

体を動かす機会を増やすだけでも構いません。

 

 

・日常の動作を変える

家事などをする際に少し大げさに体を動かす、

あるいは家事の時間を増やすだけでも運動量を増やすことができます。

 

 

・通勤方法を変える

普段、自動車通勤であれば、

行ける範囲で徒歩や自転車に変えてみる、

公共交通機関を利用しているなら、

いつも利用する駅のひとつ前で降りて歩くだけでも有効です。

エスカレーターやエレベーターではなく

階段を利用するという方法もあります。

 

 

(2)手軽な運動やトレーニング

継続できる方であれば、「有酸素運動」

自宅でできる簡単なトレーニングをおこなってみましょう。

有酸素運動とは時間をかけておこなう運動のことです。

運動をしている最中に筋力を使うことで、

必要なエネルギーをつくるため体の

糖や脂肪が酸素と一緒に消費されます。

 

 

筋肉トレーニングではまずは足や腰など

大きな筋肉からはじめ、全身の筋肉を鍛えていくと効果的であります。

急に多くの回数をやりすぎると

血圧が急に上昇することにもつながるので、

最初は無理のない範囲で10回程度の

筋肉トレーニングを週1、2回から始めまていきましょう。

慣れてきたら20回程度を2、3セットと

少しずつ増やしていけばいいです。

 

 

・ウォーキング

長時間運動すると聞くと面倒に感じる方もいるかもしれませんが、

ウォーキングであれば時間さえあれば手軽に実施することができます。

ウォーキングは目安として1回15分から30分ほどを

1日で2セットおこなうと効果的です。

 

 

通常の歩行とは異なり背筋や膝をしっかりと伸ばし、

かかとから着地をします。

またウォーキング中には軽く腕を振って、

大股で歩くのがポイントです。

 

 

継続をするコツとしては、万歩計をつけたり、

アプリなどで記録を立てたり記録を残したり、

同じ様に運動を考えている人と一緒におこなうことです。

1人でも好きな音楽を聴きながらウォーキングするだけでも

モチベーションは変わります。

通常の歩行であれば、1日1万歩以上が目安となります。

 

 

・ふくらはぎトレーニング

壁などに手をついた状態で、

両足のかかとの上げ下げをゆっくり行います。

これだけでもふくらはぎのトレーニングになるのです。

ふくらはぎを鍛えると、ふくらはぎから送られる

血液の循環が良くなり、血液の巡りが良くなります。

 

 

・上体起こしトレーニング

床に寝て、足を腰程度に開き両膝を立てます。

その後両腕を太ももの位置まで伸ばしながら

ゆっくりと肩が離れる程度で上体を起こし、1秒間キープします。

キープしたらゆっくりと元の姿勢に戻ることを

繰り返すだけなので、寝る前のベッドでも実施可能です。

 

 

(3)習いごとを始める

歩く時間を増やす、または運動や筋肉トレーニングをしても

長く続かない方も少なくありません。

そのような方の場合、ジムやエアロビクス、

ヨガや水泳スクールなどをはじめて、

同じ目的の仲間をつくって、

そんな仲間と一緒にチャレンジしながら

運動をする環境をつくるのもよい方法でございます。

 

 

 

境界型糖尿病とは、自覚症状などもなく

糖尿病とまでは診断されないものの、

実は非常に深刻な状態であり、

体の中では既に動脈硬化が、

始まっている状態でございます。

 

 

そのまま対策をとらなければ、

いずれ糖尿病になってしまう可能性がかなりの割合で高く、

動脈硬化になり心筋梗塞や脳卒中

血管の病気が発症していずれ

視力を失うという最悪なことに

つながりかねません

 

 

境界型糖尿病の状態は糖尿病よりも治療がしやすく

日常の簡単な動作に少し工夫を加えるほか

手軽な運動をすることで、

糖尿病へと進行することを防ぐことができます

糖尿病にならないように改善するには、

今がチャンスです!

 

 

 

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