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「ツカコッコー」です。

 

 

リンパガンのステージ

 

 

ガンには「ステージ」というものが存在し、

その値が増えていくごとに生存率が下がると言われています。

 

 

<ステージⅠ>

リンパ腫・リンパ組織・リンパ外臓器の1ヶ所にリンパガンができている段階です。

 

 

<ステージⅡ>

リンパガンが2ヶ所以上できている状態であり、横隔膜を境にし

「上半身か下半身かどちらかにだけ」できている状態を言います。

またリンパ外臓器に1ヶ所、リンパ節に1ヶ所以上であり、

計2ヶ所以上ある場合でも同様に、

上半身か下半身のどちらかにしかない場合もステージⅡの段階です。

 

 

<ステージⅢ>

リンパガンが2ヶ所以上あり、

「上半身、下半身のどちらにも生じている」場合を言います。

 

 

<ステージⅣ>

リンパガンが「リンパ外臓器」にも広がってしまっている状態です。

 

 

リンパガンの治療方法

リンパガンであることがわかった場合、

すぐに治療を開始する必要があります。

治療方法は様々ですが、

抗がん剤や放射線治療を中心として行っていきます。

 

 

1.抗がん剤治療

リンパガンの主な治療法です。

ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫によって使用される薬剤が異なりますが、

分類や広がりなどにより、ガイドラインに従いながら適切な治療を探していきます。

 

 

・ホジキンリンパ腫の場合

「ABVD療法」と呼ばれる化学療法を使用します。

ABVDとは、抗がん剤の頭文字のことを指します。

また、症状の広がりにより、

抗がん剤の回数や放射線治療との併用も考える必要があります。

 

 

・非ホジキンリンパ腫の場合

「CHOP療法」を使用します。

こちらも症状の広がりによっては放射線治療と併用することもあります。

また、抗がん剤治療に加えて、CD20抗体が陽性であれば

「モノクローム抗体療法」が追加されます。

 

 

2.放射線治療

放射線治療もよく使用される治療法です。

放射線治療は、照射した部位に効果があり、局部療法でもあります。

抗がん剤治療とは違い、高齢者や心疾患を患っている人、

合併症になっている人でも治療が可能です。

医師が必要かどうかを見極め、ガイドラインに沿って治療していきます。

こちらも分類により治療方法が異なります。

 

 

3.モノクローム抗体療法

「抗体」とは、異物に対して特異的に結合できるタンパク質であり、

B細胞が産生すると言われています。

ある異物に対して特異的な単一抗体のことを「モノクローム抗体」と呼ばれています。

こちらは、非ホジキンリンパ腫の中にあるB細胞リンパ腫の細胞表面に

「CD20」というタンパクがある場合に、このタンパクを標的として治療して

いくのが「モノクローム抗体療法」です。

抗体療法を使用することで、治療効果が上がったとの報告もあるようです。

 

 

また、2012年には再発成人T細胞リンパ腫に対する抗体薬「モガルリズマブ」

も保険適応になり、治療に導入されるようになりました。

この抗体療法は、特定のタンパクに対して作用してくれることはわかっていますが、

さらに治療に生かせるよう、現在も研究や臨床試験を進行しています。

 

 

4.造血幹細胞移植

化学療法や放射線治療を行っても治療効果が感じられなかった場合、

または治療効果はあれど再発する可能性が高い場合には「造血幹細胞移植」を行います。

造血幹細胞輸血の適応としては、年齢・症状・病型・悪性度・治療歴などが

考慮され決められますが、本人の希望がある場合でも考慮されます。

 

 

5.支持療法

抗がん剤を使用すると副作用に悩まされると聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

その認識は事実であり、リンパガンに用いる抗がん剤は、

吐き気や便秘、脱毛や手のしびれなどの副作用が出現してしまうことがあります。

 

 

また、放射線治療を行った際にも皮膚炎や粘膜炎の症状が出ることもあるようです。

これらの副作用の症状を軽減する為に、「支持療法」は行われます。

吐き気に対しては、制吐剤を使用したりして少しでも

患者への負担を軽減することを目的としている治療法です。

患者さんが治療継続していく上でそれをサポートする為のものであり、

根本的な治療法とは異なりますが、とても大切なものを考えられています。

これらの治療法を用い、医師と患者双方が納得できるように進めていきます。

 

 

リンパガンを予防するには

リンパガンができる原因はわかっていないとは言え、

早期に発見することは可能ですので、しっかりチェックしていく必要があります。

初期症状のような場合にはすぐに受診することはもちろんのこと、

定期健診を受けるなどを取り入れていきましょう。

 

 

シコリや腫れに気付いたら放っておかずにすぐに受診し、検査を受けましょう。

また、ガンにならない為に予防する方法として、

公益財団法人がん研究振興財団から、

「ガンを防ぐ新12カ条」が出されています。

その中には日常的に予防できる方法がありますので、

参考にしましょう。

 

 

また、原因はわからないとは言え、

ピロリ菌が原因の可能性もあることから、

日頃から感染症に気をつけることも大切だと言えるでしょう。

ピロリ菌は胃ガンの原因とも言われ、

検査をすることですぐにわかるものですから、

除菌をすることもリンパガンのリスクを軽減することに繋がります。

 

 

まとめ

リンパガンになったら人生が終わりという意識を持っている人も多いようですが、

適切な治療を受けることで改善することができることもあります。

前向きに治療に取り組みましょう。

 

 

また、初期症状のように違和感がある場合には放っておかずに受診をすることが大切です。

ガンに限った話ではなく、体に異常を感じた場合には

大きな病気が隠されている可能性がありますので、注意しましょう。

病気というのは突然起こるものよりも、

気付かないうちに進行してしまっていることが多いので、

定期的に、検査をすることも重要でございます。

 

 

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